世界大会真っ最中ですが駒大苫小牧が57年ぶりの夏連覇を達成しました。

自分は道民じゃないですが去年の駒苫旋風からファンになってただけにうれしいかぎりです。

去年のチームと比べられ、半端じゃないプレッシャーを感じて戦っていたのを新聞やテレビのインタビューで知ったときはまた応援したくなってくる そんな気持ちが芽生えたのを覚えています。

印象的だったのはキャプテン林君のこの言葉
「一人で優勝旗を返しに来るのはカッコ悪いとか思ったり・・」
これは北海道大会を制し、甲子園の切符を手に入れたとき涙をこぼしながら答えたインタビューです。
思えば去年は猛打で勝ち上がってきたチーム。鈴木・岩見の2枚看板の両左腕の継投でしのいできました。
しかし今年は去年の優勝メンバーから林君を含めた6人にMAX149キロのエース松橋君、2年生のスライダー&フォークが最強の田中君、この二人の軸をリリーフで支える吉岡君といった3本柱を中心とした守りのチームでした。県大会から決勝まで無失策。甲子園でもすばらしい守備を見せてくれました。
しかしなんだかんだで攻撃もすごかった。大阪桐蔭の豪腕辻内君が打ち崩して決勝に駒を進めたわけですから。

道民の皆さん、そして俺のような駒苫ファンのみなさん、そして何より駒沢大学付属苫小牧高校野球部の皆さん、優勝おめでうございます!

このノリで今大会のレビューってか振り返りでもやりますか?時間が無い?がんばって2時間スペシャルだ!(意味不

印象度ランキングでもつけたほうがやりやすそうなのでそうします。第1位は駒苫にしますね。↑で。(省略しすぎ

第2位。大阪桐蔭。
上でチラッと言った国内最速左腕辻内君と甲子園で1試合3本HR打った平田君が投打の柱。MAX156?の超スピードボールを投げる辻内君は藤代戦で19奪三振の記録を、高校通算69HRの平田君は東北戦で14塁打の大会記録を残しました。
実は自分も優勝候補の筆頭に挙げていたのがこの大阪桐蔭と駒大苫小牧だったのでこの二つが決勝でやると面白そうでしたが運悪く?準決勝で当たり、散っていきました。
記憶と記録、両方残った辻内君と平田君にはプロでの活躍を期待します!

第3位。東北高校。
何その地元重視の順位は と突っ込まないでくださいorz
上でチラッと言いましたが(2回目)平田君が3HR含む4安打5打点と大活躍した相手が我が東北高校でした。
特徴は駒苫とほぼ同じ。鉄壁の守備と2年生エース高山⇒3年生の本格派右腕三浦⇒パーフェクトリリーファー坂本 の継投で県大会を勝ち進み、甲子園でも桐蔭戦まではこの形で勝ちました。
主将の加藤政義君は「野球部101年の歴史で1番弱いチーム」と自嘲気味に話す今回のチームは去年の印象度からするとそう思っても仕方の無いことでした。
去年は大エースダルビッシュ有に他のチームなら間違いなくエースの実力を持つ真壁、絶対的な4番バッター横田らを擁する最強チームでした。しかしその偉大なる先輩はベスト16で散ったのに対し、今回のチームはベスト8まで勝ち進み見事に先輩たちを越えました。その大きな要因となったのは「全員野球」にプラスして自分は五十嵐監督のさわやか采配が裏にあると思います。
決して逃げない強気の采配は選手たちを奮い立たせ、少ないリードを鉄壁の守備で守る こんな感じでした。しかしこれは桐蔭戦では平田に真っ向勝負を挑んで敗因になっちゃいましたがやはり責める事はできません。辻内君から4点をもぎ取ったんですから。それだけで悔いはないでしょう。
エースと4番の成田君は2年生ですし、五十嵐監督もまだ29歳。来年を含めた未来にも期待です。

第3位。鳴門工業高校。
鳴門名物、うずしおから命名されたうずしお打線とエース田中暁君を擁するこのチームは準々決勝で駒大苫小牧によって夢を砕かれましたが、途中まではその夢を手中に収めていました。
松橋君、リリーフした田中君を攻めて6点を奪い、エース田中暁君も初回に林君に初球先頭打者HRを打たれてからはすばらしいピッチングで最大5点差あったリードを守りきる と誰もが予想しました。
これから注目のチームになるはずです。

ここからはシリーズ「スカウトの目」です(謎帰れ
甲子園の序盤で散っていった選手にもスポットライトを当て、今秋のドラフトに少なからずかかわってくるだろうと思われる選手をピックアップしてみたいと思います。辻内君ら、上で紹介した選手は省略させていただきます。

・柳田(青森山田)
MAX149キロのみちのくのおかわり君こと柳田君はそのパワフルな体系を生かした左腕から繰り出されるストレートはもちろんのこと、バッティングでもホームランを放つなどかなりの可能性を秘めています。東北戦では肉離れをしてまで最終回のマウンドに立ち、140キロ台のストレートを連発していたのが印象的です。名言は「マウンドには神様がいる。」

・林
・斉藤(共に福井商)
2回戦で散っていった福井商の2本柱。阪神などが獲得に興味を示している

・福井(済美)
地元以外では駒苫と同じくらい好きなチーム。校歌の一部の「やればできるは魔法の合言葉」が一躍有名になりました。
福井君は昨春の選抜優勝投手、昨夏の準優勝投手で今年はキャプテンとしてチームを引っ張ってきました。ストレートのすごさはもとより切れ味鋭いスライダーが一級品。

・斉賀(愛工大名電)
選抜優勝チームは最強ダークフォース、清峰に敗れましたが選抜優勝投手の評価は高い。

・鈴木(遊学館)
高校通算HR60本越えのバッティングに加え俊足・強肩の外野手。タイプとしては松井稼か。

以上スカウトの目でした。文字数の関係上次のシリーズは後でまた別に書きますね

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